Googleの株を買おうか悩んでいるけど、まだ伸び続ける?
2022年から大幅な調整をしたGoogle(グーグル)親会社のアルファベット株。
直近は、対話型AI「Bard」の発表などで盛り返しを見せており、株価はますます上昇基調です。
とはいえ、アルファベットは今後も成長し続けるのか?天井なのか?
長期の株価が気になる方も多いでしょう。
アルファベットは、実は広告以外にも多様な新規事業を立ち上げ、将来への投資をおこなっています。
本記事では、 日本未上陸のアルファベットの新規事業をまとめました。
本記事では、アルファベットの新規事業7選をご紹介します。
グーグルの親会社 アルファベット
『アルファベット』とは
アルファベットは2015年にグーグルの持ち株会社として作られました。
グーグルの他にも様々な業態の子会社がぶら下がっています。
2022年時点のアルファベット傘下企業は下記です。
アルファベットの売上ポートフォリオ
2021年度のアルファベットの売上ポートフォリオは上記の通りです。
(※2021年度アルファベットのアニュアルレポートを参考に作成)
Google検索やYouTube等の広告収入、GoogleCloudなど、Google社による売上が99%以上を占めています。
今回ご紹介するのは、『Other bets』に含まれる新規事業についてです。
アルファベットの将来性は?
日本未上陸の新規事業7選
アルファベット新規事業①
スマートシティ開発(Sidewalk Lab)
1つ目の最新事業は、スマートシティです。
『Sidewalk Lab』という企業が行なっています。
『Sidewalk Lab』は2017年に、トロントの大規模再開発プロジェクトの事業者に採択され、注目を集めました。
- 瞬時にデザインを変えられる電子式道路
- 発電機能を持った歩道
- サステイナブルな建築素材の全面利用
といった画期的な街づくりを目指しました。
結果としては、データ活用の住民理解を得られず、2020年に撤退をしましたが、そのノウハウを活かして下記のサービスを展開しています。
- Deive
機械学習を用いた都市デザインのシュミレーションシステム - Masa
商業ビルのエネルギー節約を支援するAIプラットフォーム - Pebble
駐車管理を支援する車両センサーシステム - Mass Timber Building Factory
環境に優しい木材を利用したオフサイト建設 - Affordable Electrifivation
家庭のエネルギー使用量管理ソリューション
アルファベット新規事業②
自動運転車開発(Waymo)
2つ目の最新事業は、自動運転車開発です。
『Waymo』という企業が行なっています。
アメリカでは既に、下記の商用サービスが展開されています。
- Waymo One
自動運転タクシーサービス。AppStoreから専用アプリをダウンロードするだけで、無人タクシーの手配から乗車まで可能です。 - Waymo via
自動運転搭載の物流トラック。
まだ実験段階ですが、2022年7〜8月にかけて、ホームセンターと協業し、家庭用家具配送実験を行う予定です。 - Waymo Driver
Waymoの自動運転エンジン。上記2つのサービスにも搭載されています。ボルボや日産、ダイムラー等の自動車メーカーに、Waymo Driverの技術をOEM提供することが発表されています。
日本でも自動運転サービスが展開されるのが楽しみですね。
アルファベット新規事業③
ドローン開発(Wing Aviation)
3つ目の新規事業は、ドローン開発です。
『Wing Aviation』という企業が行なっています。
2019年に商用サービス開始後、累計20万回のドローン配送実績があります。
今ではアメリカに加え、オーストラリアやフィンランドでもサービスを展開しています。
配送の一部にドローンを活用することで、下記のような社会問題の解決が期待できます。
- 効率的な配送による顧客サービス強化
- 渋滞緩和
- CO2排出削減
アルファベット新規事業④
自学習型ロボ(EveryDay Robots)
4つ目の最新事業は、自学習型ロボです。
『EveryDay Robots』という企業が行なっています。
従来のロボットは、人間がプログラミングした状況以外には対応できないという課題がありました。
『EveryDay Robots』はアルファベットの持つAI技術により、自ら学び、ヒトのように柔軟な判断ができるロボットを開発しています。
今後の技術発展や商用化が楽しみですね。
アルファベット新規事業⑤
サイバーセキュリティ(Chronicle)
5つ目の最新事業は、法人向けサイバーセキュリティです。
『Chronicle』という企業が行なっています。
脅威の監視〜対応をサポートする「Backstory」というサービスを提供しています。
アルファベットが持つ巨大なコンピューティングリソースとAI技術により、素早く正確に不正検知が可能です。
既に政府系機関や民間の大企業からスタートアップまで既に幅広い顧客層がおり、GoogleCloudのセキュリティエンジンとしても稼働しています。
アルファベット新規事業⑥
ムーンショットファクトリー
(Goolge X)
6つ目の新規事業は、ムーンショットファクトリーです。
『Google X』という企業が行なっています。
Google Xは、未来技術により革新的な事業を生み出すことをミッションとした機密研究機関です。
まるで月にロケットを飛ばすような壮大な試み、という意味合いでムーンショットファクトリーと呼ばれています。
現在『Google X』として取り組んでいる野心溢れる9つのプロジェクトは、下記記事で紹介しています。
アルファベット新規事業⑦
ヘルスケア事業
7つ目の最新事業は、ヘルスケア事業です。
ヘルスケアは、2027年に市場規模16兆円に達するとされる世界的に注目の領域です。
日本ではあまり知られていませんが、アルファベットはヘルスケア関連の企業を複数持ち、既に事業化をしています。
圧倒的なAI・コンピューティング技術を駆使した最新のヘルスケア事業は下記記事にまとめています。
老化制御など、将来的には私たちの実生活にも関わりのあるものばかりです。
個人的には、ヘルスケア事業がアルファベットの命運を握っていると考えています!
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米国株の情報収集 無料アプリ・サービス5選!【2024年最新】日本語/リアルタイムで有料級の情報が手に入るアルファベットの将来性は?
日本未上陸の新規事業7選 まとめ
本記事では、日本未上陸のアルファベットの新規事業から、将来性を考えるヒントを考察しました。
アルファベットは、次なるビジネスへ種をまき、その種は着々と育っているように見えます。
今回ご紹介した内容を踏まえて、アルファベットの将来性を考えてみてはいかがでしょうか。
その他、当メディアでは、米国株・日本株の注目銘柄について、投資判断に役立つ最新情報をまとめています。
代表的な記事のリンクを下記に用意したので、ぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。