ソニー株の将来性は?
ここ10年で約10倍に跳ね上がったソニー株。
「今から買っても遅くない?」と、今後の株価が気になる方も多いのではないでしょうか。
最新のIR資料などをもとに、10年後の株価を占うソニーの注力事業をまとめました。
ソニーはあらゆる空間へ「感動体験」を提供しようとしています。
ソニーへの投資を検討している方は必見です!
ソニーの10年後の株価:
ソニーの企業概要
ソニーのパーパス
ソニーのパーパスは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」です。
「感動体験」をプロデュースするための、多様な事業を展開しています。
下記のようなBtoC領域からBtoB領域、多岐に渡っています。
- プレイステーション(ゲーム事業)
- ウォークマン(音楽事業)
- カメラ・テレビ(エンタテイメント・テクノロジ事業)
- ソニー銀行、ソニー生命保険、ソニー損害保険など (金融事業)
- 鬼滅の刃のアニメ化・映画化を企画(映画事業)
- 産業用やメタバースに使われるセンサー(イメージ&センシング事業)
また、ソニーは海外売上比率が7割を超えるグローバル企業です。
日本国内は経済が縮小する中、ソニーは世界の成長を取り込むことができます。
直近の業績推移
売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | |
---|---|---|
2024年3月期 | 13,020,768 | 1,208,831 |
2023年3月期 | 10,974,373 | 1,302,389 |
2022年3月期 | 9,921,513 | 1,202,339 |
2021年3月期 | 8,998,661 | 955,255 |
2020年3月期 | 8,259,885 | 845,459 |
売上高・営業利益ともに、着実に業績を伸ばしていっていることが分かります。
株価推移
株価は2024年6月現在は13,000円付近です。
コロナ前の約2倍まで上昇しています。
今後もさらに株価は上昇していくのか、気になるところです。
この記事では、ソニーの10年後の株価を占う、注力事業を3つご紹介します。
ソニー株の10年後を占う注力領域:
①感動体験の拡張
音楽や映画、ゲームを中心に感動体験を創出してきたソニー。
それらを
- モビリティ(移動空間)
- メタバース(仮想空間)
- 宇宙
おける体験に拡張することを掲げています。
モビリティ(移動空間)
自動運転車が普及するにつれ、車の中での「体験」がフォーカスされるようになります。
ソニーは培ったノウハウを活かし、モビリティ領域での感動体験創出に向けた取り組みをしています。
ソニーは2020年に、自社EVの生産を目指すプロジェクト「VISION-S」を開始。
ソニーが培った技術を駆使して、安全性・エンターテイメント性を追及した次世代型EVを生産するプロジェクトです。
特徴は何といっても、車内のエンターテイメント。
下記のようなソニーならではの豊富なコンテンツが搭載される見込みです。
- 車内幅いっぱいの広大なスクリーン
- 映画
- 音楽
- ゲーム
2022年にソニーは、ホンダ技研工業との合弁会社「ソニー・ホンダモビリティ株式会社」を立ち上げました。
「AFEELA」というブランドで、次世代EVの開発に取り組んでいます。
現在はプロトタイプまで完成。
市場に出回るのは2026年以降とのことです。
既に世界的企業であるソニーが、モビリティの領域でどのようなビジネスを作ってくるのか、注目です。
【2023/10/17 追記】
AFEELAの試作車が初めて一般公開されました。
北米で2026年春、日本では2026年中の納車が予定されているようです。
メタバース(仮想空間)
メタバースは2026年には一兆円市場になるとされる、注目領域です。
ソニーはメタバース空間において、ゲーム・音楽・映画といったコンテンツが交差するライブ体験の創出を目指します。
自社のVRのプラットフォームである「PlayStation VR」を軸に、様々に事業展開することが期待されます。
また、メタバースのコンテンツ強化を目的に、米国の大手ゲーム会社「バンジー」を60億円ほどで買収しました。
その他にも、
- メタバース向けの小型モーションキャプチャ「mocopi 」の開発
- XRライブプロジェクト「リバースクロス」
など様々なメタバース関連の取り組みをしています。
ソニーの豊富なコンテンツを活かしたメタバースビジネスに期待です!
ユニバース(宇宙空間)
ソニーは「STAR SPHERE」という、これまで宇宙飛行士しか得られなかった「宇宙からの視点」をテクノロジーで人々に解放するプロジェクトを行っています。
アートやエンタメ、教育など様々な領域で一人ひとりが宇宙と繋がることで、感動体験の創出を目指します。
例えば、2023年1に超小型人工衛星「EYE」を打ち上げました。
専用のシュミレーターを通じて、地球から遠隔操作が可能な人工衛星です。
ユーザが意図したカメラワークで地球や星々を撮影することができるのですが、ここにソニー製のカメラが使われています。
宇宙から2023年1月に打ち上げ成功し、現在も地球との通信を行っています。
具体的なサービス提供に向けては試行錯誤しているようですが、ソニーが持つカメラやセンサー技術は宇宙空間との親和性が高いと言えます。
ソニー株の10年後を占う注力領域:
②インド市場の開拓
「ソニーグループが直接つながる人を10億人に広げる」長期ビジョンのもと、インド市場の開拓を進めています。
2030年までに年平均10%成長するとされるインドの娯楽市場において、ソニーはマーケットリーダー狙います。
特に力を入れているのは、動画ストリーミングサービスです。
これからスマホがますます普及するインドで、動画ストリーミングサービスは伸び代の高い分野の一つです。
ソニーの現地子会社「Sony Pictures Networks India」は、既にヒンディー語で26チャンネルを持ち、7億人にメディアサービスを展開。
さらなる開拓のために、2021年には週間視聴者数6億人以上を誇るインドの有力メディア企業との合併が発表されました。
インド市場の中でも有数の巨大メディアの誕生です。
その他にも、インドでの現地アーティストやプロゲーマーの発掘・育成などをしています。
中長期的には、ソニーの新たな稼ぎ頭の一つになるかもしれません!
ソニー株の10年後を占う注力領域:
③先端技術研究
ソニーは感動体験の創出ため、肝となる研究開発に力を入れています。
2023年はじめに、研究開発体制が一新され、下記の組織体を中心に研究がされています。
詳細はそれぞれのリンクからご確認ください。
多様な分野に展開される研究開発の基礎研究を行う組織。
大規模AIモデルの開発や極めて革新的な技術の創出を行う組織。
特にエンタテインメント領域を対象に、AIやロボットの研究開発を実施。
「人類とこの惑星の未来のための研究」をテーマに、健康・食・エネルギーなど人類の地球的課題に挑戦する研究を実施。10年スパンの長期目線での研究です。
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ソニー株の10年後
まとめ
本記事では、ソニーの10年後の株価を考えるためのヒントとなる最新の取り組みを紹介しました。
ソニーは、「感動体験」を提供するための多様な事業を展開し、未来への種まきを行っています。
また、海外にもしっかりとした基盤を築いているため、事業の伸び代は高いと考えられます。
この内容を参考に、ソニーの10年後の株価を考えてみてはいかがでしょうか。
その他、当メディアでは、米国株・日本株の注目銘柄について、投資判断に役立つ最新情報をまとめています。
代表的な記事のリンクを下記に用意したので、ぜひご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。