これから投資するなら米国株?日本株?
人生100年時代、NISA枠の拡充などをきっかけに、これから投資を始めようと思う方も多いでしょう。
投資を始める際に直面するのは「何に投資をすればよいの?」という悩みです。
投資先の選定が何よりも大切です…!
株式投資歴8年、色々な投資手法を試してきた筆者としては、米国株への投資を圧倒的にオススメします。
米国株には、世界の人々を惹きつけ成長をし続けてきた実績があるからです。
とはいえ、投資初心者がいきなり外国株に手を出すのはハードルが高いと感じる方も少なく無いはず…。
- 日本人ならやっぱり日本株でしょ!
- 米国株への投資は、情報収集が難しそう
など、考えてしまいますよね。
実際に、筆者自身も投資初心者の時に同じように考えていました。
今思えば、「日本人だから日本株へ投資」「米国株は難しい」という固定観念は、かなり勿体なかったなと感じています。
今この記事を読んでくださっている皆さんが、同じような後悔をしないように、本記事を参考にしていただければ幸いです!
株式投資歴8年の筆者が、投資初心者にこそ知ってほしい”実は米国株のハードルは低い”理由をまとめました。
米国株って難しい?
米国株に投資すべき理由
勝てるフィールドを選ぶことが重要
投資でもビジネスでも、大事なことは、勝つ可能性が高いフィールドを選ぶことです。
例えば、いくら美味しいラーメンを作れたとしても、出店する場所を間違えれば、売れるものも売れません。
あなたが初心者であれば尚更です。
逆に、人通りの多い場所に出店できれば、繁盛する可能性は高いでしょう。
この「勝てる可能性が高いマーケット」は、投資の世界だと「米国株」です。
米国株は成長を続けてきた実績がある
米国株は、過去数十年間で成長を続けてきた実績があります。
上記の図の通り、米国株と日本株で成長に大きな差があります。
- S&P500は上昇傾向
アメリカを代表する株価指数S&P500は、1990年代から一貫して上昇しています。 - 日経平均はほぼ横ばい
日経平均株価は、バブル崩壊後の高値を超えることなく、長期で見るとほぼ横ばいです。
つまり、S&P500に入るような代表的な株に投資をしていれば、あなたの力量に関わらず、リターンを得れた可能性が限りなく高いということです。
もちろん、日本株にもこの30年で成長をし続けた株もあります。
しかし、全体が上がっていないマーケットで、ダイヤの原石を銘柄を見つけ出すのはプロの仕事で、素人には極めて困難です。
結論、一般投資家が投資でリターンを得たいならば、まずは上昇し続けているマーケット(米国株)に投資をするのがオススメです。
続いて、米国株が個人投資家に優しい理由を解説していきます!
米国株って難しい?
個人投資家が投資すべき理由3選
理由①少額から購入できる
株取引には「単元株(株式取引で売買できる単位)」がありますが、日本株の単元株は「100株」です。
例えば、日本の時価総額1位のトヨタの株価は2024/7時点で3,200円程度。
株を購入するには、最低32万円が必要ということになります。
正直、32万円は大金でハードルが高いですよね…!
その一方で、米国株は一株から買えるので、資金力の限られる個人投資家でも手を出しやすいです。
例えば、アップルの株価は230ドル付近、1ドル160円だとすると、36,800円から購入可能ということになります。
米国株を買いたい人は世界中にいるため、実際に買いやすい仕組みが整っているわけです。
資金力が限られる個人投資家にとって、一株から買える(=少額から購入できる)メリットは下記3つです。
米国株の場合、少額から購入できるので、限られた投資資金の中でも買いたい銘柄を買える可能性が高いです。
2023/1/14時点の日本・米国の時価総額TOP10銘柄で比較してみましょう。
上記左側が米国株、右側が日本株の時価総額TOP10銘柄です。
- 米国株(左側)
米国株の時価総額TOP10銘柄の平均値は、171.66ドル(約22,000円)。
最も高いユナイテッドヘルスケアグループでも50,000円ほどあれば購入ができます。 - 日本株(右側)
一株から購入できる米国株に対して、日本株の購入は100株からになるので、計算をしてみると、時価総額TOP10銘柄の平均値は1,661,800円となります。
最も取引値が高いユニクロ・GUを経営するファーストリテーリングに投資するには700万円必要です。
資金が限られる個人投資家にとって、資金力の都合で投資先を諦めなくて良い(魅力的な銘柄に手が届く)のは大きなメリットと言えます。
少額から購入できるということは、購入タイミングを分散できるということです。
つまり、投資で損をするリスクを軽減することができます。
例えば、投資資金が100万円とします。
一株1万円の日本株の場合は、単元株が100株なので、株価1万円×単元株100株=100万円なり、購入するタイミングは一度きりとなります。
それに対し、一株1万円の米国株であれば、一株から購入可能なので、100回に分けて株を購入することが可能です。100回に分けずとも、数ヶ月に渡り少しずつ買い集めることで、高値掴みをしてしまうリスクがグッと減ります。
一種の分散投資(=買うタイミングを分散)ができるというわけです。
投資で成功するためには、余裕資金で運用することが重要です。
身の丈に合っていない金額で投資してしまうと、
- 株価の変動が気になり、仕事や私生活に支障が出る
- 気持ちが不安定になり正しい投資判断ができなくなる
など、値動きに振り回されてしまいます。
これにより、投資を辞めざるを得なくなり、株式市場から退場する(=投資できなくなる)方も多くいます。
少額から購入できる米国株であれば、投資金額をコントロールしやすいです。
自分に見合った範囲で投資をすることで、冷静な投資判断ができ、結果的に投資での成功に近づくでしょう。
理由②長期で安定して利益を増やしている企業が多い
米国企業は、世界中の人々が当たり前のように使う優れた製品・サービスを開発しています。
例えば、マクドナルドやVISA、コカコーラなどの米国企業は生活に強く根付いており、参入障壁が高いビジネスをしています。
世界の人口は増え続けるので、人口が増えればマクドナルドを食べる人が増え、コカコーラを飲む人は増えていくでしょう。
このように世界中で利用されている製品は、世の中のトレンドに左右されにくく、業績が安定します。
上記はマクドナルドの長期株価推移ですが、長期で右肩上がりなのが分かります。
もちろん短期では、業績予想が期待に届かなかったり、コロナ影響などで株価の上下はありますが、長期で保有することで安定的に資産を株価は上昇しています。
投資初心者にとって、
- どの株を買って良いか分からない
- 株価が下がるとすぐに売ってしまう
などなど、ありがちですが、優良な米国株に投資をしておけば、放ったらかしにするだけで長期的にリターンが得られる可能性が高いです。
理由③企業が株主を大事にする
「株価は企業の通信簿」と言いますが、アメリカではより一層その傾向が強いです。
社長は高額な報酬を得る代わりに、株価が振るわないと株主からのプレッシャーを受け、解雇されてしまうこともあります。
つまり、経営者側に株価をあげる確かなモチベーションがあるので、あの手この手で株価を上げようとします。
基本的に、株価は業績に連動するものですが、その他にも株価が上がりやすい仕組みがあります。
その一つが自社株買いです。
少し聞き慣れない言葉かしれませんが、「自社株買い」とは、市場に出回っている株を自社が買い戻すことで、既存株主が持っている株式の価値を上げることです。
自己株式取得の一つで、株式市場から過去に発行した株式を自らの資金を使って直接買い戻すことを指す。株式会社が、株主への利益還元やストックオプション(従業員持ち株制度)等に利用するために行う。
自社株買い|証券用語解説集 – 野村證券
また、稼いだ利益を株主に還元する姿勢は強く、60年以上に渡り連続増配を続けている企業もあります。
こういった形で、株主も株価上昇や配当といった形で恩恵を受けやすいです。
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米国株の情報収集 無料アプリ・サービス5選!【2024年最新】日本語/リアルタイムで有料級の情報が手に入る米国株って難しい?
米国株に投資すべき理由まとめ
本記事では、米国株が個人投資家に優しい理由を解説しました。
人生100年時代、NISA枠の拡充などをきっかけに、これから投資を始めようと思う方も多いでしょう。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。